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スーツの寿命の目安は何年?短くなる原因と長持ちさせる方法を解説

「スーツの寿命って一般的にはどれくらいなのだろう?」

「そろそろ買い替えが必要な気がするけど、できるならまだ着たい……」

このような悩みを抱えていませんか?

スーツの寿命の目安は「1年」「5年」「10年以上」などとさまざまな意見がありますが、着用頻度やメンテナンス具合などにより異なります。

スーツをなるべく長く着たい場合は、寿命を長くするための適切な方法を理解しておくことが重要です。

本記事では、スーツの寿命の目安や、寿命が短くなってしまう原因を解説します。

スーツを長く着続けるための方法もご紹介しているため、参考にしてください。

目次
1. スーツの一般的な寿命は3~4年が目安

2. スーツの寿命が短くなる原因
 2-1. 「押しつぶす」「摩耗する」はテカリの原因
 2-2. 汗や雨で濡れた状態もスーツのダメージが大きい
 2-3. 夏場はパンツが傷み・色あせしやすい

3. スーツの寿命を長くする方法
 3-1. スーツを正しい方法で手入れする
 3-2. 複数のスーツを着回しする
 3-3. クリーニングに頻繁に出さない
 3-4. アイロンを高温でかけない
 3-5. ポケットに物を入れ過ぎない
 3-6. 自転車通勤する際は極力スーツを避ける

4. まとめ

1. スーツの一般的な寿命は3~4年が目安

スーツの一般的な寿命は春夏用で3年、秋冬用で4年程度が目安とされていますが、実際にはお手入れの有無や着用頻度・生地の種類などによっても大きく異なります。

10年以上着られる場合もあれば1年でダメになる場合もあるため、あくまで目安と捉えておくのがよいでしょう。

スーツの寿命は生地のテカリや縫い目のほつれなど、スーツの劣化具合で判断でき、ほかにも以下のようなものが挙げられます。

・ジャケットの型崩れ

・毛玉・毛羽立ちの発生

・シワが戻りにくくなる

・生地の変色 

寿命がきているスーツを相手がどう感じるかはその程度にもよりますが、目立つ場合はだらしない印象を与えてしまう恐れがあるため、買い替えを検討することをおすすめします。

2. スーツの寿命が短くなる原因

スーツは普通に着ていれば3〜4年は着られるとされていますが、状況によってはもっと早くに寿命がきてしまう場合もあります。

そこでここからは、スーツの寿命が短くなる原因を3つご紹介します。

2-1. 「押しつぶす」「摩耗する」はテカリの原因

スーツの生地を押し潰したり、摩耗させたりしてしまうとその部分にテカリが発生してしまいます。

通常、スーツ表面の繊維は凹凸になっており、光が反射することはありません。

しかし、生地を押し潰す・擦るなどしてダメージを与えてしまうともともとあった凹凸が平面になってしまい、光を反射して「テカリ」となってしまうのです。

例えば、肘をつく癖がある方は、ジャケットの肘の部分がテカリやすくなる可能性があります。

また、日常的に車で通勤している方などはお尻や背中の部分が座席とこすれるため、テカリが発生しやすいといえるでしょう。

2-2. 汗や雨で濡れた状態もスーツのダメージが大きい

スーツを濡らしてしまうことも、寿命を縮める要因となってしまいます。

なぜなら、スーツが濡れてしまうと湿気によってヨレやシワが発生し、型崩れを起こしてしまう危険性があるためです。

また、スーツを濡れたまま放置してしまうと、場合によってはシミ・カビなどが発生してしまうこともあります。

このように、汗や雨でスーツが濡れてしまうと大きなダメージを受けてしまうため、着られる期間が短くなってしまう可能性があるのです。

2-3. 夏場はパンツが傷み・色あせしやすい

夏場はジャケットを着ずに、パンツとワイシャツだけを着るケースもあるでしょう。

特にパンツのおしり部分やひざの部分などは傷んだり色あせしやすかったりするため、通常よりも早く劣化してしまう可能性が高いです。

仮に、上下セットのスーツを購入してそのパンツのみを夏に使用していた場合、パンツが傷んでしまうとセットで着るはずだったジャケットも着られなくなり、買い替えなければならなくなってしまいます。

そのため、夏場は2パンツ用意したり、上下セットのスーツのパンツを着るのではなく、クールビズ用のスラックスなどで対応したりするのがおすすめです。

3. スーツの寿命を長くする方法

スーツは取り扱い方によっては寿命が短くなる一方で、きちんと取り扱えばスーツの着る期間をより長くすることが可能です。

そこでこの章では、スーツの寿命を長くする方法を解説します。

3-1. スーツを正しい方法で手入れする

スーツは一度着用するだけでもホコリや皮脂などの汚れが付着してしまいます。

これらの汚れを放置すると生地が傷み、寿命を縮める原因となってしまうため、日々のお手入れは欠かさないようにしましょう。

一般的なお手入れの方法は以下の通りです。

1.ポケットの中に入っているものをすべて取り出す

2.スーツ用のハンガーにかける

3.ブラッシングする

4.風通しのよい場所で半日ほど陰干しする

5.クローゼットに収納する

初めは少し手間と感じてしまうかもしれませんが、毎日続けていれば習慣に変わるため、ぜひマスターしてください。

3-2. 複数のスーツを着回しする

スーツの寿命を長くしたいとお考えであれば、毎日同じスーツを着るのではなく、複数のスーツを着回すことをおすすめします。

スーツの素材に使われる機会が多いウールは、ハンガーにかけておくと自然にシワが伸びたり、元の形に戻ったりする復元力があります。

しかし、毎日同じスーツを着ていると復元する暇がなくなり、シワがそのままになったり、型崩れが起きやすくなったりしてしまうのです。

スーツを複数着で着回すことで着ていないスーツを休ませられるため、劣化のスピードを抑えられます。

そのため、最低でも3着のスーツを用意し、1日着用したら1〜2日は休ませられるようにしておきましょう。

実際にどのくらいの数のスーツを持っているとよいのかを知りたい方は「スーツは何着必要?基本的な選び方のポイントも併せて解説!」もあわせて参考にしてください。

3-3. クリーニングに頻繁に出さない 

スーツの寿命は、クリーニングに出す頻度を上げれば伸びるというものではありません。

むしろ、クリーニングに出す回数が多すぎると生地を傷め、劣化を早める原因になってしまう可能性もあるため、適切な頻度で出すことをおすすめします。

スーツをクリーニングに出す頻度は、夏場で2〜3週間に1回、冬場で1シーズンに1回が目安です。

なお、外回りが多い方や汗をかきやすい方は頻度を上げる、内勤が多い方やあまりスーツを着ない方は頻度を下げるなど、ご自身の状況に合わせて調整するとよいでしょう。

3-4. アイロンを高温でかけない

スーツを長く着たいとお考えであれば、アイロンの温度にも注意しましょう。

高温でアイロンをかけるとスーツの繊維が壊れ、傷む原因となってしまいます。

生地が傷むことで、テカリや伸びが発生してしまうのです。

そのため、スーツにアイロンをかける際はあて布をし、生地のダメージを最小限にするようにしましょう。

また、スチームアイロンを使用する方法もおすすめです。

スチームアイロンを使用すると繊維をもとの状態に戻すことができ、除菌やニオイの軽減にもつながり、クリーニングに出す回数を減らせる可能性があります。

3-5. ポケットに物を入れ過ぎない

ポケットにものを入れ過ぎないようにするだけでも、スーツの寿命を長くできます。

ポケットにものを入れ過ぎると重みで生地が伸びてしまい、型崩れが起きやすくなってしまいます。

特に、パンツのおしりのポケットに重たい携帯や財布などを入れっぱなしにする癖がある方は要注意です。

そのため、基本的に荷物はバッグに入れて行動するのがおすすめです。

もしポケットに物を入れるとしても、ハンカチなどの極力薄い物を入れるのに留めておく方がよいでしょう。

3-6. 自転車通勤する際は極力スーツを避ける

スーツの寿命を最優先に考えるのであれば、スーツでの自転車通勤は極力避けた方がよいでしょう。

なぜなら、自転車をこぐと生地が擦れて劣化の原因となってしまうためです。

可能であれば自転車をこぐ際は違うパンツを履き、到着してから着替える方がパンツに負担がかかりません。

少し手間はかかってしまいますが、その分スーツのパンツの寿命を伸ばせる可能性があります。

4. まとめ

一般的に、スーツの寿命は3〜4年といわれています。

ただし、着方によっては1年でダメになったり10年以上着られたりするため、一つの目安として捉えておくとよいでしょう。

ただ、スーツは扱い方によって長く着られる可能性を高められるため、今回ご紹介した方法を実践し、できる限り寿命を伸ばす工夫をしてみてください。

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