スーツは何着必要?基本的な選び方のポイントも併せて解説
「スーツって何着持っていればよいの?」
「複数必要という意見が大半だけれども、なぜそんなに必要なの?」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
必要なスーツの枚数は、職業や使用頻度によって人それぞれです。
ただし、スーツを複数着持っておくことで、寿命やコーディネートなどの面でメリットがあります。
本記事では、スーツは何着必要なのかを解説した上で、基本的なスーツの選び方をご紹介しています。
特に毎日スーツを着る方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. スーツは何着あると安心?
1-1. 10着あればパーフェクト
1-2. できれば5着
1-3. 最低3着
3. 普段使いとは別で何着かあると便利なスーツ
3-1. 冠婚葬祭用のスーツ
3-2. オーダーメイドスーツ
4. スーツ購入時に押さえておきたい選び方のポイント
4-1. ポイント1.ビジネスシーンに合った色・柄のスーツを選ぶ
4-2. ポイント2.フロントボタンが1列に並んだ「シングルスーツ」を選ぶ
4-3. ポイント3.自分に合ったサイズのスーツを選ぶ
1. スーツは何着あると安心?
スーツを初めて購入する際「何着購入すればよいのだろう?」と悩んでいる方は多いはずです。
そこで本章では、スーツは何着あると安心なのかを解説します。
1-1. 10着あればパーフェクト
理想的なのは、春夏物で5着・秋冬物で5着の計10着を準備することです。
例えば、春夏の時期はリネン素材やサマーウール素材などの通気性のよいものを用意したり、秋冬の時期はウール素材やツイード素材などの保温性に優れたものなどを中心に揃えたりするとよいでしょう。
また、仕事の日を平日の5日間とすると、各シーズンで5着ずつあれば週1ずつでローテーションできるため、スーツへの負担を軽減できます。
くわえて、毎日違うコーディネートを組めるのもメリットです。
1-2. できれば5着
10着準備するのが難しい場合でも、可能であれば5着はあるとよいでしょう。
気候が似ている春と秋の時期は、春物と秋物のスーツを兼用で使用するなどすれば、5着でも足りる可能性があります。
特に夏は汗や湿気で傷みやすいため、5着のうち1着は夏用のスーツを持っておくと便利です。
夏の時期はジャケットを羽織る機会も少ない可能性もあるため、劣化しやすいパンツを多めに用意することもおすすめです。
1-3. 最低3着
「5着でも多いのだけれど……」と感じる方でも、最低でも3着は準備することをおすすめします。
3着あれば2日おきでローテーションして着用でき、スーツを休ませられるため、1着にかかる負担を軽減できます。
ただし、10着や5着持ちの方と比べるとローテーションする回数が増えるため、より長く着るためには日頃のメンテナンスなどが重要です。
また、コーディネートの面においても、3着ではマンネリ化する可能性があるため、シャツやベスト・ネクタイなどの違う部分で工夫すると飽きずに着用できるでしょう。
2. スーツを複数枚着回すと寿命を伸ばせる
スーツの寿命は、一般的に春夏物で3年・秋冬物で4年程度です。
ただし、これはあくまでも平均的な年数で、実際には1年でダメになる方もいれば10年以上着続けられる方もいるため、人によってさまざまです。
寿命を短くしてしまう原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・同じスーツを毎日着用する
・クリーニングを頻繁に出す
・日々のメンテナンスをしていない
毎日同じスーツを着ると、生地の摩耗や傷み、汗・皮脂などの汚れが蓄積しやすくなります。
また、クリーニング=寿命を伸ばせると考えている方も多いかもしれません。
しかし、実際はクリーニングに出しすぎると専用の薬品を使う関係で、きれいになったとしても本来のスーツの生地の風合いやツヤがなくなってしまう原因にもなってしまうのです。
そのため、日々のメンテナンスをこまめに行い、シーズンを目安にクリーニングに出すとよいでしょう。
それらのことから、複数着のスーツを着回すことはスーツを長持ちさせることにつながるため、理想は10着・最低でも3着のスーツを用意することをおすすめします。
スーツの寿命について詳しく知りたい方は「スーツの寿命の目安は何年?短くなる原因と長持ちさせる方法を解説」の記事もあわせてご覧ください。
3. 普段使いとは別で何着かあると便利なスーツ
スーツはビジネスシーン以外でも、さまざまなシーンで着る機会があります。
そのため、その場ごとのシチュエーションに合わせて何着か用意しておくのがおすすめです。
本章では、普段使いとは別であると便利なスーツの種類をご紹介します。
3-1. 冠婚葬祭用のスーツ
社会人になると冠婚葬祭などの行事も増えてくる可能性があります。
そのため、冠婚葬祭用でも着用できるフォーマルなスーツを準備しておきましょう。
一般的には、葬式・結婚式・入学式など、どの場面でも幅広く着用できる「ブラックスーツ」をおすすめします。
ただし、喪服のスーツの色はツヤや光沢のない黒がマナーとなっている点に注意が必要です。
使用頻度は多くないかもしれませんが、いざ必要となったときにないと困ってしまうため、あらかじめ準備しておきましょう。
3-2. オーダーメイドスーツ
普段使いは既製品のスーツでも問題ありませんが、可能であれば別途オーダーメイドスーツを持っておくこともおすすめします。
オーダーメイドスーツであれば、自分の体型に合ったスーツを作れるため、着心地もよく既製品では出せないスマートさを演出できます。
重要な商談などのビジネスシーンにおいて、相手によりよい印象を与えられる可能性もあるでしょう。
既製品と比較すると少し値段は高くなってしまいますが、ここ一番という状況に備えて1着は所有していると安心です。
4. スーツ購入時に押さえておきたい選び方のポイント
スーツの購入時には着数のほか、選ぶときに押さえておきたいポイントがいくつかあります。
本章では、スーツ購入時に押さえておきたい選び方のポイントを、基本的なものに絞って3つご紹介します。
4-1. ポイント1.ビジネスシーンに合った色・柄のスーツを選ぶ
スーツにはさまざまな色・柄のものがありますが、仕事用に使うのであればビジネスシーンに合ったものを選びましょう。
ビジネス用途で選ばれることの多いスーツの色・柄は以下の通りです。
・色:ブラック・ネイビー・グレー
・柄:無地・ストライプ
上記以外の色・柄がNGというわけではありませんが、特に初めてスーツを購入する方は定番で固めておくことで「派手過ぎて社内で浮いている……」などの不要な失敗を避けられます。
個性を出したい場合は小物で控えめに演出するか、買い替え時に改めて購入するのがよいでしょう。
4-2. ポイント2.フロントボタンが1列に並んだ「シングルスーツ」を選ぶ
ビジネススーツは大きく分けて、フロントボタンが1列に並んだ「シングルスーツ」と、2列に並んだ「ダブルスーツ」があります。
マナーとしてはどちらを着ても問題ありませんが、ダブルスーツはカッチリとした重厚感のある見た目から、威厳のあるイメージが強いと認識されています。
そのため、迷った場合は一般的によく着られているシングルスーツを選ぶのがよいでしょう。
4-3. ポイント3.自分に合ったサイズのスーツを選ぶ
スーツは、サイズ感によって大きく印象が変わってきます。
スーツのサイズ感は、見た目の印象に大きく関わる部分となるため、サイズに関しては自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
押さえるべきポイントはいくつかありますが、代表的なものは以下の3つです。
・ジャケットの肩山が自分の肩の位置と合っているか
・ジャケットの着丈でヒップが隠れているか(短くても半分以上隠れるように)
・パンツの裾はかかとから1〜2cm程度になっているか
自分でサイズ感がつかめない場合は、専門店でプロにサイズを調べてもらい、自分にピッタリなスーツを探すことをおすすめします。
5. まとめ
スーツは春夏物5着・秋冬物5着の計10着あるのが理想です。
「そんなにも準備するのは難しい」という方でも、最低でも3着は準備することをおすすめします。
その主な理由は、複数枚を着回すことでスーツを休ませる時間が確保でき、それぞれを長持ちさせられるためです。
また、仕事用以外のスーツが必要なケースもあるため、ご自身の用途や予算に合わせて、着数を決めていくことをおすすめします。
冠婚葬祭用などのスーツは普段は着用しませんが、急に必要になるケースもあるため、準備しておくとよいでしょう。
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